改善までの流れ

お客様に承諾を頂いたので、改善までの流れを少し細かく載せさせていただきます。

書き方がブログのようになっていますのでご了承ください。くだけた書き方をしています。

なを、関節可動域や、テストでの問題点を全て記載すると情報過多で伝わりずらくなるため、全ては記載しません。

R.S様の場合

症状の特徴

左腰の漠然とした重い痛み。

約1時間歩いてると痛みが出てくる。少ししゃがむと痛みは減少する。

約1時間半座り続けると痛みが出てきて座り続けられない。

動作で急劇な痛みは出ない。

安静時立位姿勢

いわゆる“隠れ猫背”でした。

骨盤を前方にスライドして頭の位置を正中線にとどめています。

腰はあまり反っていないように見えますが、かなり反っています。つまり腰の筋肉は縮まったままです。

背中も丸くなるので、背中の筋肉はずっと伸ばされたままです。

この姿勢は日本人にとても多い姿勢であり、首の痛み、肩こり、背中の痛み、腰の痛みを引き起こす可能性があります。

(近年構造性理論主義(いわゆる悪い姿勢が痛みや機能障害を引き起こすという考え)が否定されていますが、ロルフィングでは構造性理論主義をメインの考えとしています)

 

私から見た動きの特徴

2010年あたりからセレクティブファンクショナルムーブメントアセスメント(選択的機能的動作評価)というものが日本に広まりました。

トレーナー業界では当たり前になっていますが、病院などで実施しているところは未だ少ない印象を受けます。

この評価法も完璧ではありませんが、施術前と後でお客様自身が変化の違いを感じやすいため、当店では行っております。

10個の運動を92通りに分解し、なぜその動きが出来ないのか。を判断するテストです。(Special test,SFMA,PRI、DNS、NKTなどを用いて評価を行いました)

R.S様の場合では後屈がうまくできなかったり、身体をうまく捻れなかったりという事が明らかになり、それは膝から下の足の異常からきていることが判明しました。

その他には呼吸が非常に浅かったり、いわゆるインナーマッスルの抑制がかかっていたり。という問題がありました。

インナーマッスルがうまく働けないと、うまく吐けなくなり、当然のように吸えなくもなります。

前かがみになり胸が閉じてきます。⇔呼吸が浅くなる。

常に首は上を向くような姿勢にならざる負えません。目線を正常に保つために。

その姿勢を長時間保持することを脳が悪い癖といせ覚えてしまっているせいで、

画像の赤くなっている部分が硬くなってきます。いわゆる“凝り”です。

ここで気づいた方がいるかもしれませんが、私たちが普段感じている筋肉の凝は、姿勢を保つため脳から指令を受けて凝りを維持しているのです。

私達が本来変えなければならないのは、筋肉を揉んで柔らかくすることではなく、脳のパターンを変えることです!

つまり脳トレ。脳トレというと一昔前にゲームではやりましたが、スポーツが上手になる過程もいわば脳トレです。

姿勢や動作を変えていくのもほぼ同じ過程を踏みます。(随意、不随意の話をするとややこしくなるので、簡略化します)

ちなみに、筋肉を揉んだり、たたいたり、伸ばしたりして柔らかくなる仕組みは、皮膚や筋膜にある受容器が脳に指令をだし、結果として筋が柔らかくなったように感じます。

私たちはその受容器に刺激を入れているだけです。

刺激を入れる方法はなんでもよいのです。ストレッチでも、マッサージでも、針でも、運動でも、ロルフィングでも。

ちなみに、一番いいのは運動だと思います。

運動をすると脳内由来神経栄養因子(BDNF)が分泌され・・・・・・・・身体にいい!という事です!

情報過多は良くないですね!笑

施術

R,S様の場合だと神経的な問題から腰痛を感じている事がわかったので、それを改善するアプローチを行いました。

アプローチした箇所は“ふくらはぎ”と“足の裏”です

この2か所のアプローチだけでも後屈が上手に出来るようになったり、身体をうまく捻れるようになっていました。

腰が硬くなってて、うまく反れなかったり、捻れないからといって、腰だけに問題あるというわけではないのです。

それ故、自分だけでのケアでは改善が難しいのです。。。

エクササイズ

セルフケアで、ふくらはぎと足裏のストレッチを行ってもらい、片足立ちのまま身体をひねるような運動も少し行ってもらいました。


日常生活での意識づけ

さらに背骨の上の方の意識が低下していたので身体のイメージを作ってもらい、思い出したとき姿勢を正すことも行ってもらいました。

(矢印が紐だとして斜め後上方に引っ張られるイメージ)

結果

R.S様は3回のセッションでかなり改善され、1時間以上歩いても腰に痛みが出なかったり、座っているのも苦痛ではなくなったとおっしゃっていました。

もっと良くなるかもしれない!と10シリーズ全てを受けられ、表情もとても明るくなり喜んでくださいました。

今回の例ではR.S様がご自分の身体へ探究心があったことがこの結果につながったのだと思います。

私達は身体を一時的に開放することはできますが、それを継続されるにはご自身の意思と努力が必要です。

すこしでもR.S様のお役に立てて幸せです。

ありがとうございました!